
人を活かす仕組みにおいては、人を育てるための仕組みの原則があります。それは3つ。図に表すと下記のようなイメージです。
1. キャリアパスプラン ― 階級 ―
キャリアパスプランとは、能力に応じて、その段階を明確に規定し、それぞれの段階を道筋として誰にでもわかるように示したものです。このキャリアパスプランを明確に示すことで、働く人がどうやったら階級(ランク)が上がるのか、時給が上がるのかが分かるので、モチベーションアップにつながります。
2. トレーニング ― 訓練 ―
「トレーニング」とは技術訓練を意味します。トレーニングとは、トレーニー(教えてもらう人)が現在仕事している状態と、トレーナー(教える人)の期待している仕事のレベルのギャップがある時に、期待しているレベル迄もってくる教育指導法のことです。
3. 評価
人を活かす仕組みにおいては、パート・アルバイトでも勤務評価をおこなうこととしています。それも、3ヵ月ごとの年4回。この勤務評価では、マスターした技術や勤務態度を正しく公平に評価し、また、会社側が望んでいるレベルを伝えると共に、本人の努力を認めることでやる気を起こすことができるのです。
まとめ
「キャリアパスプラン」「トレーニングシステム・ツール」「勤務評価システム・ツール」。この3つが仕組み化されて、サークルのように機能し合えば、優秀な人材育成が可能になるのです。ですから、この3つのひとつも欠けることなく導入することがポイントであり、秘訣なのです。