
人を活かす仕組みにおいては、パート・アルバイトの採用活動のことを「リクルート」と呼びます。
リクルート活動には6つのステップがあり、これはSTEP1から始めて、そのSTEPが終わらない限り、次のSTEPへは進んではいけないとされています。
よくある有料の求人誌に載せるのは、新規オープンを除いて、最終の手段となります。
まずは、6つのSTEPの内容と概要を見ていきましょう。
STEP.1 店舗イメージ
あなたの店舗を見て、応募者が「ここで働きたい!」と思わなければなりません。店舗のイメージが高いレベルに無いと、良い応募者をひきつけないのです。
店舗のクレンリネスやパート・アルバイトのアピアランスを見直してみましょう。
STEP.2 紹介制度
今働いているパート・アルバイトからの知人紹介は、紹介者のレベル以上の応募者を得るチャンスです。なぜなら、紹介する場合には、自分よりも良い人材を選んで紹介するからです。また、紹介される側も、実際に働いている人の声が聞けるので、安心して応募をしてきます。
STEP.3 お客様からの採用
店内の客席で見込みのありそうなお客様がいれば、個別に声をかけて、質の高い働き手をさがしている旨を説明します。関心を持っていただけたら、面接を行います。
STEP.4 地域社会グループとのコンタクト
学校、公共施設、商店会、スーパーマーケットなど地域の施設へ、コンタクトを取ります。具体的には、チラシやパンフレットを置いてもらったり、ストアツアーという店舗に招待して店内を紹介するプログラムの実施をおこないます。ここでは、企業(店舗)イメージのPRを行うということが重要なポイントです。
STEP.5 地域社会でおこなう広告
ここでは、STEP4でコンタクトを取った場所で募集広告の掲載をしてもらいます。ハローワーク等無料の求人掲載から、イベントの共催者となり広告掲載をしてもらうなどの方法があります。地域の情報に特化したサイトなどもあれば、そのサイトに掲載することが有効な手段となります。
STEP.6 商圏内プログラム
ここで初めて求人誌に掲載を検討します。どういった層を対象に募集するかが決まったら、その層の人たちの行動範囲を考えて、どの媒体に掲載するかを検討します。たとえば、主婦層が対象であれば、スーパーに置いてあるフリーペーパーに掲載することで、対象の層の人たちの目に触れる機会が多くなります。
まとめ
ポイントは、「ステップは必ず順番に進める」ということです。前のステップが整っていない段階で、先に次のステップに進めるということは、時間と費用の無駄になります。
なぜでしょうか。
あなたなら、イメージの悪い店舗で働きたいと思うでしょうか?働いている人が紹介したくないような職場で働きたいでしょうか?
こういったことを、STEPを進めながらひとつずつ確認していくことで、質の高い人材の採用が可能となるのです。
採用活動に行き詰ったら、この6ステップを1から見直してみることをおすすめします。