〈勤務評価の流れ〉準備:ステップ1~2

自社バージョンの「パフォーマンスレビューシート」は作成できましたか?

では、これからステップに沿って実際に実行していきましょう。このシートを初めて書くときは少し時間がかかるかもしれませんが、だんだんと上手に書けるようになります。信頼されるマネジャーとなるためには、少し面倒なことにもチャレンジしていきましょう!

〈ステップ1〉勤務状況の機会点と問題点を知る

 

P/Aオペレーションレベルや、勤務態度・スケジュール貢献度・その他について、評価者がよく理解しておくことが重要です。良い点は伸ばし、問題点に関しては、改善するための話し合いができるように準備しておきます。

 

(1) パフォーマンスレビューシートの作成

勤務評価実施日の1週間前迄にパフォーマンスレビューシートを記入し、準備しておきます。

 

〈作成時に準備するもの〉

O.T.Cまたはプログラム

(T.T.P) (S.T.P) (SWM.T.P)

② 前回までの個人別レビューシート

③ 個人別の仕事実績リスト

④ クルーキャリアパスプラン表

 

仕事実績リスト

パフォーマンスレビューシート作成時の注意点

パフォーマンスレビューシートは評価期間(3ヵ月間)の仕事ぶりを評価するツールです。普段から勤務評価ノートをつけ、直近2週間の評価にならないよう注意しましょう。

評価は次ランクへの達成度で行います。そして、業務面Q.S.Cモラル面(信頼性、仕事の能力と態度、アピアランス)のふたつで評価することは変えてはいけません。

また、心がけではなく行動で評価することが重要です。“あの人は愛想がいい” “外見がいい” など、ハロー効果に惑わされることのないよう仕事ぶりを評価しましょう。

(2) 面談の日程調整とスケジューリング

① 一人30分以内で本人と調整し日時を決める(ワークスケジュールに記載する)

② クルーにこの時間の時給は支払う

③ 場所の設定(邪魔の入らない静かな場所)

 

※面談日は最終週を避けるのがよいでしょう。月内に評価が反映されないと、時給がアップしても、翌月ではなく翌々月からの適用になってしまい、クルーに不信感を与えかねません。

〈ステップ2〉P/Aによる自己評価

 

(1) 面談までにP/A自ら「自己評価」する時間を与える

これは忘れがちになるステップですが、必ずP/Aには「自らの位置づけ」「何が求められているか」を面談までに考えてきてもらいます。

〈例〉
● この期間でできるようになった事、もう少しこうしたかった事
● 日ごろ困っていることやわからない事
● O.T.Cなどの進捗
● 今後取り組みたいこと