
辞めそうなパート・アルバイトの兆候や、その兆候が現れた時にどうしたらよいのかについてご紹介したいと思います。
1 辞めそうな兆候
とても典型的ではありますが、これがやはり多く、見極める上で重要になります。
・表情が暗く、笑顔が少なくなった
・会話が少なくなった
これは、仕事の業務内容や人間関係だけでなく、家庭の問題などのプライベートな悩みも抱えているケースも多くあります。
普段接している人が気づかず、巡回してきたスーパーバイザーや、普段あまり顔を合わせていない社長が気づく場合も多くあります。
気のせいと思い、そのままにしておくと退職につながるケースが多いので、その兆候が現れたら対処の必要があります。
2 解決法
「カウンセリング」という面談の場と時間を設けます。
静かに話せる環境を用意することが大事です。
ここでは、「カウンセリングの6ステップ」という方法や「積極的に聞くテクニック」を使い、話していくと効果的です。
あまり詮索せず、聴くほうに重点を置きます。そうすることで、自然に話してもらうことができますので、原因の判明や問題解決にもつながります。
3 予防法
実は、こういった現象が現れて、都度カウンセリングを行う以外にフォローできる場面があります。
それが「勤務評価」です。
ピープル・ビジネス・スクールでは、パート・アルバイトでも3ヶ月に一度「勤務評価(パフォーマンスレビュー)」として、面談を行う機会を設けます。
ここでは、面談を行うマネジャーから「何か気になっていることはありませんか?」「何か要望はありますか?」といった声がけをします。このタイミングで、普段話せないような悩みなどを聞きだすことも可能ですので、思いつめる前の段階での解決ができ、予防ともなり得るでしょう。
4 まとめ
せっかく採用し、トレーニングしたパート・アルバイトが辞めてしまうのは、やはり残念ですよね。少しでも早く察知して解決できるように参考にしていただければと思います。