モチベーション(動機づけ)の方法

人財育成の最大のポイントは、いかに「やる気」を起こさせるかにかかっています。「やる気の起こるスイッチ」は人によって違います。「収入」「安心」「楽しさ」「プライド」「達成感」「勝利」など等々

さて、あなたのスイッチはどれですか?そしてあの人のスイッチは・・・と考えるところから始めましょう!

モチベーションとは?

① 当店に仕事を求めてくるどの応募者も、店舗の一員となり、力を発揮するための潜在的能力を持っています。そして店長は彼らに“やる気”を起こさせるような環境を提供しなくてはなりません。

 

② 認められたいという欲求、挑戦したいという欲求、尊敬されたいという欲求、もっと楽しくやりたいという欲求。私たちは、それぞれ異なる刺激によってモチベーションを与えられています。

 

③ お金は、どのP/A (パート・アルバイト)にとっても明らかに刺激となりますが、当店では、他にも刺激となるものを提供していくことが必要です。

 

④ 例として、当店の一員になって、他のメンバーとうまくやっていき、みんなから受け入れられ、進歩を示し、他の人から注目してもらえるという機会、また、自分が必要とされ、感謝されるような場所を持てるという機会です。これは“やる気”ともいえるでしょう。

 

※ これらは店舗にとって、成功する上で欠くことのできないものであり、人の接し方をうまく行なった結果として得られるものなのです。

 

 

〈まとめ〉

① 教育の効果を上げる最大の要因は、教える技術がいかに高いか、いかにお金と時間をかけたかということではなく、いかにやる気を起こさせるかにかかっています。

 

② 一般的に従業員は各人それぞれ異なるモチベーションを持って働いているのです。したがって、モチベーションを与えるためには各従業員がどのようなモチベーションで働いているのか知り、それを達成できるようにもっていくことが、店長の努めとなるのです。店長は、「収入」「安心」「楽しさ」「プライド」「達成感」などの従業員のモチベーションを把握し、それが実現できるように協力することが、最大の秘訣なのです。

 

③ 上司は部下の目の前の濃い霧を取り払うことに協力して、仕事の目的を明確にしてあげることです。要するに一人一人が何を求め、なぜそれを求めるのかを知ってください。何がその人を行動させるかを知ってください。そのためには、実際その人の靴を履いてみてあげてください。このことを繰り返し行うことです。

 

④ 多くの人間は、周りから人に認められたい、他人に負けたくないという心理を持っていて、それを競争動機といいます。適度のライバル意識を持たせることはやる気にもつながりますが、悪い方向へ行くとジェラシーや抗争が生じることもあるので注意を要します。比較するものが自分の過去のレベルやグループ間との競争であればトラブルは少なくなります。