モチベーションを高める方法は、あなたの言葉ではなく、あなたの行動の中にあります。
まずあなたがやる気を示すこと!上司がいつも機嫌良く元気で明るいと、部下の気持ちが沈んでいてもつられて元気になるものです。逆もまた真なり!いつも機嫌がいいのは、一つの才能ですね!
やる気を示す
① 店舗のリーダーである店長は、P/Aは上司のやることを見て、それに従うことを理解していると思います。店長がいつも言っていることを実行し、P/Aに関心を示し、上手に扱いながら、良い見本を示せば、P/Aも同じようにしてくれます。しかし、逆に店長からルールを破ったり、P/Aの意見を無視したりして悪い見本を示すと、P/Aも同じようにネガティブ(否定的)な行動にでるでしょう。
② 店長はP/Aに“やる気”という言葉の持つ意味を示さなければなりません。店長は店舗に入った時から、全員に明るく挨拶し、良い仕事をしてくれた人をほめ、先に立って店舗の雰囲気を高めていかなくてはなりません。店長が仕事を楽しんでいれば、P/Aも楽しむことができるはずです。店長がやらなくてはならない事は、P/Aに対して良い見本を示すことです。
③ モチベーションを十分与えられたP/Aは、一生懸命働き、素晴らしいアイデアを出していきます。Q.S.Cの高い基準を維持しようと互いに競い合うようになるわけです。
④ モチベーションが不足すると、同じような気持ちの人たちの間にそれが広まって、全体的にP/Aのやる気がなくなってしまうように、モチベーションを与えられているP/Aはより高い基準に向かって前進し、向上していこうとします。
モチベーションとモラール(志気)の関連性
① 店長や社員が一体となって長期にわたり、ポジティブ(積極的)な環境をつくらないと、モラール(志気)が低くなってしまいます。
② 低いモラールの原因となりうるものには、コミュニケーションの崩壊、不充分なトレーニング、人手不足、人気のあるP/Aの退職など、たくさんあります。
③ 原因がなんであれ、問題をいつまでも解決しないでおくと、モラールはどんどん低下してしまいます。そして、モラールが低いと、P/Aにモチベーションを与えるのが、ますます難しくなってしまいます。
④ 店長が、店舗の実状を正確に把握することは非常に重要なことです。
⑤ 日に2、3度、店舗内を巡回し、お客様の観点から店舗運営を観察してみてください。P/Aの要求に対しての注意力を高めるために、P/Aの話を聞いてみてください。最も大切なのは、P/Aとのコミュニケーションです。一言“おはよう”というだけで十分な場合がよくあります。P/Aとの接触を絶やさないようにしていれば、モラールが低いような問題は、おそらくなくなるでしょう。
⑥ モラールの問題には、それが発生する前から注意を向けていなくてはならないということを忘れないでください。長い間放置しておいて大きくなってしまった問題は、解決が難しくなります。