部下がやる気をなくしている時、どうしますか?つい、見て見ぬふりをしてしまいがち。誰でも、いつもやる気満々!ではいられないものです。部下のやる気が落ちているときは、大きな問題になる前に、まずこちらから声をかけましょう!
1)やる気をなくしている場合、どうすれば良いか?
やる気をなくしているということは、他の問題が存在することのあらわれです。ですから、この場合は、問題解決の前に、その問題が何であるかを確認し、もとの問題から解決していかなくてはなりません。
まず、やる気をなくしている原因を突き止めなければいけません。家庭の問題なのか?学校や友人関係上の問題なのか?または、その仕事に飽き飽きしているかなど、原因を突き止めることが必要です。
次の行動としては、その原因を解決の方向へ導いてあげることが必要です。店長の重要な仕事のひとつとして、ヒューマンリレーション(人間関係)があります。ここでは、個人のプライベートをあまり詮索したり、詳細な事情に立ち入ったりすることは厳禁です。自然に話してもらうようにカウンセリングの6ステップや「積極的に聞く」というテクニックを駆使して、店長の誠意を伝えるこが重要です。このようなことを実践していれば、こちらのアドバイスもよりスムーズに聞き入れてもらえるようになります。
このように店長が誠意を持って行動を根気強く続けていれば、問題は解決されます。
2)やる気を妨げる原因
いくら教育指導をしても向上しない人がいます。その原因として考えられる点をあげてみると、
① やる気はあっても知識がないため成果に結びつかない。そうするうちにやる気もそがれてしまうケース。
② 家庭や従業員などに足を引っ張られる。
③ 店長や他の従業員などから信頼されていないのではないかと感じ、捨て鉢な気持ちになる。
④ 自分のやっている仕事を正しく評価されていないと感じ、仕事に対しても嫌気が差し、意欲をなくす。
いずれの場合も本人の話をよく聞いてあげ、その原因を取り除きフォローをしてあげなければいけません。
3)P/Aのやる気を高めるためにはどうすれば良いか?
やる気をなくしている原因が突き止められて、問題解決したならば、前述の『モチベーション(動機づけ)の方法』に基づいて、モチベーションを与え、モラールを高め、やる気を高めてください。