ストロークを与える際の注意点

今回は「トレーニングの際のストローク」についての続編です。仕事のトレーニングがうまくいくための「注意点」を二つお伝えします。

高いレベルの人財を育成するためには、コミュニケーションの中身を積極的なストローク(モチベーション)と条件付きのストローク(アドバイス)を取り入れることによって、相手に与える感情は積極的なものとなり、肯定的なコミュニケーションを取ることができます。そうすることにより、店舗の雰囲気は、活発で前向きなものとなるでしょう。

よく問題点ばかり気をとられたり、悪いところばかりに焦点をあてていたばかりに、また足の引っ張り合いをしたりしていることを目にすることがあります。このような状況から、果たして何かプラスになることを生み出せるでしょうか?

最大のポイントは、問題点を解決し、どのようにしてレベルアップするかということであって、批判や非難をすることではないということを、認識してください。

 

ストロークには、2つの注意しなければならない点があります。

① 正しい使い方をする。

正しいことをした時には、積極的(ポジティブ)なストロークを使い、過ったことをした時には、条件付きストロークを使うというように、正しいストロークを使い分けるという点です。これを間違って正しいことをした時に、消極的なストロークを使ったり、正しいことをしていたりする時に、いつも条件付きのストロークを使っていると、相手のやる気をなくしてしまいます。

 

② 使い過ぎに注意する。

例えば、消極的なストロークを使い過ぎると、P/Aは辞めてしまいますし、積極的なストロークを使い過ぎると自信過剰になり、向上心に欠けてしまいます。