職場でのカウンセリングは、P/A (パート・アルバイト)が「仕事を正しくできるようにするため」に実施されます。したがって、一方的な批判や指導、あるいは単に相談に乗ってやるという気持ちでは、うまくいかないでしょう。事前にはっきりとした目的を持ち、次の手順を踏むことが必要になります。
カウンセリングの6ステップ
〈ステップ1〉目的を告げる〈ステップ2〉問題点の説明
〈ステップ3〉相手の話を聞く
〈ステップ4〉同意を得る
〈ステップ5〉解決策を決める
〈ステップ6〉整理させる 2WAYコミュニケーションであるカウンセリングは特に管理者の“聴く姿勢”がポイントになります。相手に必要以上の“防御の姿勢”を持たせないよう、また、良い方向に導けるように配慮しなくてはいけません。したがって、場の設定にも気を付け、所要は1時間くらいを限度とし、会話のテクニックも駆使することが求められます。
さらに、そうした効果を促進するために、それを補完する“トレーニング”を一緒に計画することの重要性も忘れてはなりません。
カウンセリングは、必ずステップ1から始め、そのステップが終わらない限り、次のステップへ進んではいけません。ステップ4で同意を得られなければステップ2へ戻り、同意を得るまで繰り返します。