カリスマ嫌いのレイ・クロックが育てたかったリーダーの3条件 ①

23 1月

こんにちは。中園 徹です。

 

レイ・クロックが育てたかったリーダー像とは何でしょうか?

 

カリスマ経営者だったレイ・クロックは、

カリスマ店長の育成には否定的でした。

 

お客様から人気があり、

売上新記録をマークして、

現場のスタッフたちを士気高揚し、まとめ上げるカリスマ店長。

 

ヒーローのようなカリスマには良いことばかりが目につきます。

 

なぜクロックはカリスマ店長に否定的だったのでしょうか?

 

クロックは語っています。

「どの店に行っても同じサービスが受けられるというように、

マクドナルドのシステム自体に対するリピーターをつくりたかった」と。

 

ある特定の店や店長によって顧客を増やすことを嫌ったのです。

 

期待して来店されたお客様は、もし人気の店長がその日不在だったら、

いつもと同じ満足を感じられるでしょうか?

 

もし、あなたが経営者だったら、

売上新記録を更新するカリスマ店長を異動させられるでしょうか?

 

異動後も同じように売上をマークできるでしょうか?

 

特に美容院などの人的サービス業では、

カリスマ店長が辞めた途端、客数と売上が激減するということが多々あります。

 

また、次に赴任する新店長は

前のカリスマ店長のように皆をまとめられるでしょうか?

 

売上至上主義で人事異動できない職場は、硬直化し人財育成もできず、

不正の温床になった話はよく耳にするところです。

 

カリスマ店長には良い面もありますが、問題も多くはらんでいるのです。

これらの問題は、経営者の大きな悩みの種です。

 

では、クロックが求めたリーダー像とはどんな店長なのでしょうか?

 

次回はクロックが育てようとしたリーダーの条件について考えてみましょう。

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