カリスマ嫌いのレイ・クロックが育てたかったリーダーの3条件 ②

4 2月

こんにちは。中園 徹です。

 

今回はレイ・クロックが育てようとしたリーダーの条件についてお伝えします。

 

クロックはマクドナルドの創業時、

急速な発展に伴いリーダー候補となる多くの人たちを採用しました。

 

その際、学歴を全く無視しました。

 

学歴と実務の修得とはほとんど関係がないと見ていたのです。

 

クロックがリーダーに求めたことは経営者としての資質でした。

 

リーダーには現場の業務を習得し、

自分の片腕となる人財を採用し育てることが求められます。

 

マクドナルドにはこんな原則があります。

 

「人を育てることができない人をリーダーにしてはいけない」

 

人を育てるリーダーを輩出し、

結果としてマクドナルドは発展を遂げたのです。

 

クロックが育てようとしたリーダーの条件とは何でしょうか?

 

クロックと直に接して学んだ林俊範先生は晩年、

「レイ・クロックが育てたかったリーダー」について繰り返し語っていました。

 

クロックが育てたかったリーダーには3つの条件があるといいます。

 

1.業績を出す能力

2.人を大切にするリーダーシップ

3.真摯な姿勢(正直・率直・素直)

 

 

1.「業績を出す能力」

 

マクドナルドでは

「どんなに頭脳明晰であっても、成果が出せなければ無能に等しい」

と教えられたそうです。

 

まずリーダーは「手本を示す(Lead by example)」ために

業績を上げなければならないといいます。

 

 

2.「人を大切にするリーダーシップ」

 

自分のことのように部下を大切にする。

自分のことよりも部下のことを優先させる。

 

マクドナルドでは最も弱い立場の人を大切にしなければ、

リーダーになれないようになっていたともいいます。

 

 

3.「真摯な姿勢」

 

レイ・クロックが育てたかった人は真摯な人だったといいます。

 

真摯とは「正直・率直・素直」を指します。

 

まず、正直さ

絶対に嘘や不正のない正直な人間。

 

自分に不利なことでも正直に言える能力は、どんな立場においても大事なことです。リーダーはいつも正直であるかどうか自問自答し、自分に厳しく課していくことが必要です。

 

そして、率直さ

言いにくいことでも率直に言えることがリーダーの条件です。

 

「私はあなたに~してほしい」と言えることが重要だといいます。

 

 

最後に素直さ

 

これがなければマクドナルドの標準は守れません。

 

マニュアルに書いてあることを心から信じて、

素直に実行することがリーダーに不可欠な条件だといいます。

 

レイ・クロックはマクドナルドの仕組みを通して、

真摯である「正直・率直・素直」な人を育成しました。

 

個人の学歴や能力ではなく、その人の真摯さを重視したのです。

 

大きな失敗をした過去があっても、また学歴がなくとも、真摯に仕事をすれば

差別することなく公平に人を認めました。

 

逆にどんなに学歴や特殊な能力があっても、

真摯さに欠ける人間は絶対に認めませんでした。

 

そのクロックの考え方や判断基準は、

そのままマクドナルドの仕組みになっているのです。

 

不思議なことにこの仕組みで作られた組織の中では、

能力があっても不誠実な人は、

解雇されるまでもなく自然と淘汰されていくようになっているのです。

 

マクドナルドは世界中に展開する巨大組織でありながら、

会社を揺るがすような虚偽事件や不正横領事件は起きていません。

 

クロックは生涯をかけて、社内や社外に関係なくリーダーを育てました。

 

今回は、いつも私に語りかけてくれる彼の残したメッセージで締めくくります。

 

「君たちがこれからどのような仕事をしようとも、

お金に魂を売ってはいけない。 お金のために働いてはいけない。

仕事とは、心の底から全身全霊でやりたいと思うことでなければならない。

寝食を忘れて取組み、自分自身の一部となるものでなければいけない」

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