カルフォルニアにあった小さなレストランは大繁盛のファストフード店マクドナルドとなり世界中に発展していきました。そして50年以上たった今でも成長を続けています。田舎にあった個店経営の店がなぜそのような成長を遂げたのでしょうか。マクドナルドの歴史を紐解くことで、スモールビジネスを成功させる法則が見えてきます。
しかしマクドナルドの経営は必ずしもよいイメージばかりではありません。 ジャンクフード、マニュアル主義、パート・アルバイトのお店・・・。 多くの経営者はマクドナルドの経営に疑問を持ちます。「飲食店の事例なので他には当てはまらない」 「うちの仕事は専門的なのでマニュアル化はできない」 「おもてなしの心がないファストフードはいや」 「チェーン店と中小企業はちがう」等々
私自身も同じ事を思いました。しかし、マクドナルドの経営を否定すると業務の標準化や人財育成は全く進みませんでした。そしてマクドナルドの経営について学んでいくと意外なことがわかったのです。
マクドナルドはもともと個人で経営する1店舗のレストランでした。調理人が料理を提供する職人技です。当然すぐに素人ができることではありませんでした。人不足もあります。従業員も中々集まらず家族で営む小さな店です。スモールビジネスそのものだったのです。それがある変革によって生まれ変わったのです。
マクドナルドが変革したプロセスは、時代を超えてどんなビジネスにも当てはまる成功法則です。個人のレストランはいかに変革を遂げたのでしょうか。まずマクドナルドの歴史を自分のビジネスに置き換えて考えてみてください。様々な問題解決と成功のヒントが見えてくるはずです。
ご成功をお祈りしております。
「すでに証明付きのものを使えば、第一歩から他者に先んじることができる」 レイ・クロック
ピープル・ビジネス・スクール 中園 徹